teket導入でスムーズな入場受付を実現! SC軽井沢クラブが挑む選手と観客の一体感を生む新しい競技大会のカタチ

teket導入でスムーズな入場受付を実現! SC軽井沢クラブが挑む選手と観客の一体感を生む新しい競技大会のカタチ

長野県軽井沢町を拠点とする総合型地域スポーツクラブ「NPO法人SC軽井沢クラブ」は、長野オリンピック後、四半世紀以上続く「軽井沢国際カーリング」という競技大会を主催しています(当初の主催は軽井沢町。現在は軽井沢国際カーリング実行委員会と共同主催)。コロナ禍を機に2022年からはチケット販売をteketで電子化し、運営においても選手と観客との距離を縮める取り組みを始めました。国際競技大会の開催を通じてカーリングにもっと親しみ、楽しんでほしいというSC軽井沢クラブの山田恭輔さんにお話を伺いました。

お話を聞いた人

山田恭輔さん
NPO法人SC軽井沢クラブ・スポーツマーケティング部所属。2015年の入社以来、軽井沢国際カーリングを担当。趣味はゴルフ

「スポーツの輪・笑顔の輪」をモットーに地域に根付くスポーツクラブ

——まずは、SC軽井沢クラブについて教えていただけますか?

▲NPO法人SC軽井沢クラブのWebサイトのスクリーンショット

▲NPO法人SC軽井沢クラブのWebサイトのスクリーンショット

SC軽井沢クラブは、長野県軽井沢町に拠点を置く総合型地域スポーツクラブです。総合型地域スポーツクラブとは、地域住民が多世代・多種目・多志向の競技を楽しめるスポーツクラブのことで、全国に約3,500のクラブがあり、それぞれが特色を出して自主運営しています。
 
当クラブは、軽井沢町の総合運動公園「軽井沢風越公園」の指定管理事業をベースに、カーリングやサッカー、空手、ダンス、バスケットボール、水泳など幅広い種目の教室などを多世代に向けて提供しています。「スポーツの輪・笑顔の輪」というスローガンを掲げており、クラブのロゴはハートのマークから5つの輪が広がったデザインで、スポーツを愛する心を中心に年輪を重ねるように成長していきたいという思いが込められています。
 
1998年の長野オリンピックでカーリングが正式種目として採用され、その会場が軽井沢町だったことから、町にはオリンピックレガシーやカーリング文化が根付き、「軽井沢国際カーリング」もその翌年にスタートしました。その後設立した当クラブでもカーリング競技は主管事業となりました。多くの方に親しんでいただけるよう観光客向けの体験レッスンを行ったり、企業向けにカーリングのチームビルディングプログラムを提供したり、クラブチームを立ち上げたり。そうした活動の中で当初は軽井沢町が運営していた「軽井沢国際カーリング」の運営をサポートするようになり、現在は主催者としてこのイベントを継承しています。

選手とファンをつなぐ革新的な取り組み「FanFunオンアイス」

——teketを知ったきっかけを教えていただけますか?

コロナ禍がきっかけです。2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で、「軽井沢国際カーリング」も中止を余儀なくされましたが、その後も感染対策を考えながら開催を模索するというイベント運営が大きく変わった時期でした。そこで一つの対策として電子チケットを導入したいと考え、検索サイトで「チケット プラットフォーム」などとリサーチしていたところ、teketを見つけました。

——歴史ある競技大会で、お客様の年齢層も様々いらっしゃることを考えると、電子チケット1本で行くのは思い切った決断だったのではないでしょうか?

そうですね。客層で言うと40代から60代が全体の6〜7割を占めていて、そのうち7割が男性です。確かにシニアは電子化に抵抗感があるかもしれないと思いましたが、40代、50代以下であれば対応できるだろうと考えました。コロナ禍でどの業種でもIoTやDXの活用が進み、今後を考えてもよい機会ではと、思い切って導入に踏み切りました。

——軽井沢国際カーリングでは、チケット収入を選手の賞金に還元する「FanFunチケット」という仕組みを導入されています。こちらについて教えてください。

「FanFun」には二つの意味があります。一つはカーリングのファンのFan、もう一つは「楽しい」という意味のFunと「基金」を意味するFundのかけ合わせです。
観客席も昨年までは「一般席」でしたが、今年からは「FanFun席」という名称に変更し、すべての席において選手を応援できるという思いを込めています。また氷上には選手たちの間近で観戦できる「FanFunオンアイス」という特別なエリアを設けています。

——この賞金還元の取り組みはいつから始めたのでしょうか?

コロナ明けから始めました。2024年はたくさんの方にご来場いただいたので、当初300万円の予定だった賞金額を倍の600万円に増やすことができました。
 
この取り組みを導入した理由は、カーリングがまだまだマイナー競技であることに起因しています。さらにコロナ禍によって、より一層ファンと選手が分断されかねない状況になり、一体感を味わえる雰囲気作りが難しくなりました。
 
そこで、選手と観客をつなげる方法はないかと考えた末に、観戦チケットの購入が選手への応援になるシステムや、選手たちの息づかいもわかるほどの至近距離から応援できる場所を作ったというわけです。
また、FanFunオンアイスにはこたつを置いて座りながら観戦できるというおそらく「世界初」の特別席もあります。試合終了後に選手と記念写真が撮れるなど、特別なエリアだからこそできる体験を提供しています。

入場トラブルゼロ、データ活用でさらなる発展を目指す

▲teketを使用した入場の様子

▲teketを使用した入場の様子

——teketのどのような点を気に入っていただけていますか?

3年使わせていただいて、入場に関するトラブルや遅延が一つもないというのは大きなメリットだと思っています。teket導入前は自由席だったこともあり、お客様は列をなしていました。現在は入場待ちが大幅に減りました。
 
さらに、運営側としてもスタッフの負担が減り、業務効率が向上しました。入場管理に必要なスタッフは1日あたりわずか3人程度で、メインの担当者1人とボランティア2人という体制です。忙しい日には1日で700人近く対応をすることもありますが、問題なく対応できています。
 
また、UIが改善されて、購入後の履歴なども遡りやすくなり、1日あたりの販売枚数なども見やすくなって良かった点ですね。
 
このほか、お客様は会場の外に出かける時間もでき、町内の観光名所を巡る方も増えたように感じます。大会だけでなく、軽井沢町に来るというスポーツツーリズムをするお客様が増えたと感じています。

——teketの機能で特に活用されているものはありますか?

今年はスポンサーさんと連携して、チケットのプレゼント企画を行い、抽選機能を活用しました。
 
その際、抽選前にアンケートを実施したところ、回答率がほぼ100%という非常に高い数字になりました。
 
アンケートでは「大会をどこで知ったか」「プレゼント企画をどこで知ったか」「なぜ申し込もうと思ったか」「カーリングを観戦したことがあるか」などを質問しました。実際に申し込んだ方の約4割しか観戦経験がなく、6割の方は初めてカーリングに興味を持ったという結果でした。つまり、この企画により新規層にも大会を周知できたという効果がありました。こういったことが知れたので重宝しています。

——今後teketに期待することはありますか?

一つは国際大会なので、海外にもチケットが販売できるようになると嬉しいです。今年はカナダのチームスポンサーや台湾からのファンが来場しましたが、英語表記がないため少し分かりづらかったという声がありました。26年続けてきて海外からも少しずつ注目されるようになってきましたので、海外販売ができればスポーツツーリズムの面でもさらに貢献できると思います。
 
もう一つは、アンケート機能のフレキシブル化です。購入前と購入後で選べたり、購入してくださった方の属性などがわかると、今後のアプローチなども考えやすくなります。

——英語対応やデータ分析などは多くの団体からご要望をいただいている機能なので、順次開発していきたいと思っています!

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