マルイでの使用実績と簡単な導入プロセスが決め手に
本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、teketを導入された経緯を教えてください。
アイライツ株式会社 代表取締役。ガイナックス、日本アニメーション、ぴえろなどのアニメ制作会社でライセンス担当を務めた後、GREEでアニメ事業に携わる。DLEを経て独立し、アイライツを設立。ライセンスビジネスやイベント運営に幅広い経験を持つ。
人気コンテンツでイベントを展開していた際に、予約システムを探していました。その時、某百貨店さんで人気コンテンツの物販をしているのを見つけたんです。それで、百貨店さんが利用していたのがteketでした。そこで、私たちも連絡してみようと思ったのがきっかけです。
ーー 導入してみていかがでしたか?
率直に言えば「百貨店さんのやり方を参考にすればいいんだ」という感じだったので、全く問題なく導入できました。
それまでイベントのチケットに関しては、手作業で整理券を配っていたんですね。その整理券をもらうために500人くらいのお客さまが集まってしまう状況で、整理券を配布するための行列ができてしまっていました。
イベントによっては長時間お待たせすることになるので、お客様から「整理券をもらうのになぜ1時間も2時間も待たなければいけないの?」といったご不満の声をいただくこともありました。

teketを導入してからは、整理券を時間帯別でチケット販売する方式(無料で販売して購入=予約とする方式)に変更しました。以前であれば、500人が来場するイベントの場合、全員に一度に並んでいただかなければならなかったのですが、teketを使うことで時間帯ごとに50人ずつに区切れるようになりました。
列の管理がしやすくなりましたし、50人程度になったことで整列対応するスタッフの配置も必要なくなりました。人員を削減できているのは大きなメリットですね。
ーー お客様の反応はいかがでしょうか?
ーー ほかにもメリットに感じている点があれば教えてください。
基本的な費用がほとんどかからない点でしょうか。通常、こういったイベントですと、サービス運営側に手数料を払わないといけないので、主催者側の取り分が減ってしまいます。
teketは無料イベントであれば手数料が発生しません。無料で整理券を販売する(予約してもらう)方式であれば、手数料が発生しない形でイベント開催できます。この点は、とても助かっていますね。
事前の来場者数把握とグッズ製造量の調整が可能に
ーー teketを使用して良かった点を教えてください。

事前にどれくらいのお客様が来るのかという目安が立てやすくなったことです。そのおかげで、グッズの生産数量を事前に計画しやすくなりました。紙のチケット販売からteketになったことで、1ヶ月以上前にチケット販売が可能になりました。
あくまで我々のパターンにはなりますが、2,000人のお客様が来場されるイベントの場合、チケット販売開始の時点で1,000人くらいのお客様が購入されます。「初動で1,000人の購入であれば、この後1カ月でさらに1,000人、合計2,000人くらいになるだろう」という見込みが立てられます。
1ヶ月以上前にチケットが販売できなかった場合でも、初動のチケット販売状況を見てイベント後半にグッズの追加が間に合うように発注ができるなど、販売期間の損失や、過剰在庫を抱えるリスクが少なくなりました。
ーー アイライツ様はアニメ関連のイベントでteketをご利用いただくことが多いと思いますが、アニメ業界全体での変化を感じることはありますか?
市場が広がっていますね。10年前は、アニメが好きな人、いわゆる「サブカル好き」は、クラスに40人いたとしても5、6人くらいでした。少し真面目で暗い子たちが多かったんです。でも今は、オタクと普通の人の差がなくなってきました。クラスに40人いたら、おそらく30人くらいが、アニメコンテンツに対して何のデメリットも感じていません。「私は○○が好き」といった会話が普通に行われています。とはいえ、まだまだニッチな市場だと思います。
ーー 最後にteketに要望などがあれば教えてください。
チケット販売ページをもっとLPページのような感じにできると嬉しいです。TOPに画像だけではなく、動画を流せるようにしたら、よりコンテンツの訴求力が高まるのではないでしょうか。
私たちは if only … というアイドルグループのプロデュースもしています。アイドルのライブは、ライブハウスさんなどが使っているチケットサービスをそのまま使用することが多いのですが、先ほどのような機能があったら使いやすいなと思います。
https://www.youtube.com/@ifonly...公式